RC住宅のチェックポイント ①断熱性

RC住宅の断熱性と気密性について

RC住宅は気密性に優れている

次に、RC住宅の断熱性について着目してみましょう。建築物における断熱性とは、室外の冷たさや暑さによる熱を建物の室内に入れないように、熱や冷気を遮断・断熱する性能のことを指します。

建物の断熱性が高ければ高いほど、外の気温の変化による影響を受けにくくなります。仮に、断熱性の低い住宅に住み続ける場合、夏は急激に気温が上がり、室内で過ごしているとその影響を受けやすいため、室内の気温も上昇してきます。冬の寒い季節には室内の気温も下がり、暖房器具を使っていても部屋の中が温まりにくくなることもあるでしょう。

そのため、夏や冬の季節になるとエアコンやファンヒーターなどの冷暖房器具の使用時間が長くなり、光熱費が高くなることもあります。RC住宅には鉄筋とコンクリートが使われていて、コンクリート自体の断熱性はそれほど高い方ではありません。

しかし、RC造が採用されたRC住宅の場合は、気密性に優れているのが大きな利点です。そのため、室内には外の天候や気温による影響を受けにくくなり、結果的に断熱性も高くなります。

RC住宅の断熱工法のタイプ

RC住宅の断熱性を高めるための工法として、もっともポピュラーなタイプは外断熱工法と内断熱工法です。外断熱工法のことを外張断熱工法とも言い、外側の壁の部分と柱との間に断熱材を挟んで施工する建築方法です。

一方、内断熱工法のことを充填断熱工法とも言い、内側の壁と外側の壁の間に断熱材を挟み込む工法です。それでは、RC住宅では、実際にどのような断熱材が使われているのでしょうか。

もっともオーソドックスなのが繊維系の断熱材で、グラスウールやセルロースファイバーといった素材が用いられています。この他には天然素材による断熱材として、羊毛由来の断熱材や炭火コルクなどの素材が用いられることもあります。繊維系の断熱材と比較すると、天然素材の方が価格はやや高めです。

実際にRC住宅を新築する際には、気候の特徴や住宅の規模、予算の関係などさまざまな観点から、どのような断熱材を選ぶべきか、住宅メーカーの担当者ともよく相談した上で、慎重に検討を重ねる必要があります。