RC住宅の寿命を延ばすにはメンテナンスが必要
RC住宅の耐久性について
これから家を新築するのにRC住宅の寿命が何年ぐらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
住まいの健康寿命について知りたい場合は、耐用年数についてあらかじめ把握しておくと良いでしょう。建築物における耐用年数のことを法定耐用年数とも言い、厳密には「資産価値のある建物が減価償却資産として何年間まで耐えられるのか」を年数で示したものです。
一戸建て住宅やマンションなど、どの建物にも必ず寿命があり、建物の構造や建築手法によっても、耐用年数の目安にはそれぞれ格差が生じています。木造住宅の場合は耐用年数22年、軽量鉄骨のプレハブ住宅の場合は最大で27年と言われています。
一方、鉄筋コンクリート構造のRC住宅の場合は、法定耐用年数の目安は47年となっています。軽量鉄骨や木造住宅など、他の工法で造られた建物よりもRC住宅の方がもっとも法定耐用年数が長いです。
リフォームで家を長持ち
先ほどは「RC住宅の法定耐用年数は47年」と説明しましたが、「新築から47年以上経過した場合は住めなくなる」という意味ではありません。
住まいの快適な環境を維持していくには、定期的に住まいの健康診断を受けて必要に応じてメンテナンスを施すことが重要になってきます。家は家族にとって資産価値の高い一生の財産です。
住まいの劣化に気づいてからあわてて修繕作業を大工に依頼するのではなく、数年ごとに住まいの健康状態について定期的に診断を受けて、修繕すべき箇所があれば早めに修復することで、快適な住まい環境を維持していくことが可能となります。一戸建て住宅の場合は、個人の判断で住まいの定期点検を受けて、必要に応じてリフォームを施すと良いでしょう。
一方、マンションなどの集合住宅の場合は個人の判断ではなく、管理組合の方から定期点検やメンテナンスについて打診されることもあります。